世界中でコロナウイルス(COVID-19)が猛威をふるう中、結婚式を控えている新郎新婦様は不安な毎日をお過ごしのことと思います。
日本でもコロナウイルス感染例が都市部を中心に急増しているため、3月ころから結婚式の延期やキャンセルがニュースでも取りざたされています。
この状況下の中、結婚式はどうするべきなのか?
そして結婚式を行うにあたって気を付けるべきことは何か?
コロナウイルスに関する各式場の対応や、キャンセル・延期、さらに結婚式を挙げるためにしておくことなどをまとめています。ぜひお役立てください。
目次
結婚式を延期した人の割合
いま結婚式を控えている皆さんが一番悩んでいることは、おそらく結婚式をキャンセルすべきか、それとも結婚式をこのまま続行するべきか…でしょう。
結婚式を強行してしまって、もし出席者の誰かにコロナウイルスがうつってしまったら…そう思うと不安が頭をもたげます。
結婚式場紹介サービス「ハナユメ」が調査したところによると、4月の結婚式をキャンセルしたカップルは全体の6.8%だそうです。下の円グラフを見てください。
ハナユメ4月結婚式予定の人への挙式決行調査(2020年3月24日調べ)
まだ緊急事態宣言が出ていない時点でのアンケートにはなりますが、すでにキャンセル・延期を合わせると全体の35%に上っています。
5月の結婚式に関しては、決行する人52.4%と、これよりもやや増えるのですが、コロナウイルスの蔓延状況を考え実際にはまだ迷っている人が多いようです。
また緊急事態宣言下で、結婚式場は休業を要請する業種には含まれていません。
しかし東京都が発表したリストを見ると貸衣装店やホテルの集会用に供する部分が含まれています。そのため緊急事態宣言地域では今後キャンセル・延期の割合は増えていくものだと考えられます。
さらに東京都および緊急事態宣言が発令されている都府県では、すでに5月6日までの休業を発表している結婚式場もあるため、今後休業する結婚式場も増えるものだと考えられます。
しかし緊急事態宣言が発令されてもキャンセル料が発生する式場、キャンセル料を0にする式場など対応は様々。発令されていない地域はなおさらです。結婚式をどうするのかは、よく式場側の状況や対応を鑑みて決定する必要があるでしょう。
延期する時期で多いのはいつ?
では延期の場合一体いつにするのが正解なのか?これも悩みどころです。子供のことなど結婚後のすべての計画がずれてしまうため、できれば早めに結婚式挙げたいというのが皆さんの本音のようです。
とはいえ1~2か月先では、まだまだコロナウイルスの終わりが今の時点では見えてきません。
ハナユメ公式Instagramのユーザーアンケート2020年4月7日調べ
まだまだいつ終息するのか予測ができない状態ですから、早めに結婚式をあげたい反面、1年後を選択するカップルが多いことがこのグラフから分かります。
またSNSでは
- ハネムーンや小作りのことを考えると年内に延期したかったが、年内の日程はほぼ埋まっていて無理だった
- 今年の9月以内でないとキャンセル料が発生するから、やむなく9月にした
- すでに籍を入れており、延期しても先が見えないので親族と話し合って小規模の家族婚にした
など様々な意見が聞かれました。
ただ延期する場合は、延期日程が決まっていなくても「延期日程調整中」として早めにゲストに連絡することを忘れないようにしましょう。
新郎新婦様はもちろん、招待ゲストもきっと気をもんでいるはずです。
いつぐらいなら予約して平気?
では、いつなら結婚式場を予約してもよいのでしょうか?
残念ながら正解の時期は、まだこの時点では見えてきません。
そのため延期の時期はプロに相談するのが一番です。現時点で結婚式場を予約している人は、予約式場のプランナーさんとよく話し合うこと。そして式場側の延期・キャンセルに対する対応を確認してください。
式場によっては「いつまでの延期ならOK」など期限を切っているところもあります。また、キャンセル料無料にして再度予約を取り直すというシステムを取っている式場もあります。
これから式場選びをする人はどんなことに注目して探すべき?
今式場探しをする人には、今までの式場チェックポイントとは違うアプローチが求められています。
不安になっているのは新郎新婦様だけでなく、出席者も同じです。そのためホストとなる新郎新婦様には出席者の安全に配慮した式場探しが、大きなポイントになります。
では、どのような点に注目して結婚式場を探すべきなのか、チェックポイントを確認していきましょう。
キャンセル料等の確認
まずは式場のキャンセル料の確認です。この状況下ではまだコロナウイルスの終息が見えてきません。ウイルスのワクチンも1年~2年かかるといわれていますし、今の事態がたとえ落ち着いたとしても、来年同じ時期に再流行する可能性は否めません。
そのため「万が一」を想定してキャンセル料に関することは、しっかりとチェックしておきましょう。キャンセル料は、式場以外に衣装や装花など、アイテムごとにキャンセル料が発生するケースも考えられます。
キャンセル料が発生する時期、アイテム、負担割合そしてキャンセル料が発生しないケースは何かなど、細かなところまで確認しましょう。
また式場によってはキャンセル料に対する、保険システムを導入しているところもあります。プランによって保証額や負担額が違いますが、もしもの場合に備えてキャンセル保障について質問してみても良いかもしれません。
現状どのように対応している会場なのか
結婚式場を決定するにおいて、現状どのような対応をしているのか?という点は非常に参考になります。
- キャンセル料の発生時期
- キャンセル料が発生する条件や時期
- 顧客対応・イレギュラーが発生したときに迅速に連絡ができているかどうか
- 食事提供面や化粧室など衛生面での対応
- 感染に対しての式場・スタッフの取り組み
- スタッフおよび顧客の体調チェック
など、式場が今おこなっている対応が信頼できるものかどうか、逆を言えば今が一番式場の真価を問える時期です。業種全体が混乱する中、顧客が安心できる対応を今取れている式場はやはり信頼できます。
換気がいい会場、人混みから離れた会場なども注目
今注目されている式場では、「換気がいい会場」や「人込みから離れた会場」というポイントが新たに注目されています。
これはコロナウイルスの流行と共に、注目され始めた項目です。なるべく人が狭い場所に集まらないゆとりのある会場や、貸し切りのゲストハウスタイプの結婚式場も同じ理由で注目されています。
新郎新婦様は出席者のホストでもあるので、やはり出席者の健康や安全は第一に考えたいもの。そこで今、感染リスクが少ない条件の結婚式場が注目されているのです。
オンラインミーティングができるかどうか
自粛が叫ばれている中、打ち合わせごとに式場に足を運ぶことも憚られます。また授かり婚の新婦様なら、なおさら人のいるところは避けたいもの。
そこで式場選びのチェックポイントとして、式場に行かずに打ち合わせができるかどうかも大きな要素になります。
以前から電話やチャットでの打ち合わせ方法はあったのですが、式場の装飾や装花、演出など写真や映像がないと伝わらない項目もありますよね。そこで活躍するのがオンラインミーティングです。
コロナウイルスの蔓延を受け、ハナユメなど各式場紹介サービスはビデオチャットなどの新システムを取り入れています。自粛が叫ばれる中、来店不要なら家でプロのスタッフに相談できるので、ぜひチェックしてみましょう。
ビデオチャットなら写真も動画も共有できますし、担当者の顔を見ながら打ち合わせできるためより円滑にコミュニケーションをとることができます。
オンラインミーティングを取り入れている式場も増えてきましたから、ぜひそんなところもチェックしてみてください。
結婚式の延期・キャンセルはよく相談して
結婚式を間近に控えた方は、これまで長い期間をかけて準備してきたことと思います。このような状況下では、悔しい思いをしている方もたくさんいらっしゃるはずです。
まずはよく式場と相談し、そして両親も含めた話し合いの場を持ちましょう。これは2人だけで決められることではありません。両親の考えも含め、全員で最善の結論を出してください。
早くコロナウイルスの流行が終息を迎え、新郎新婦様が安心して結婚式を挙げられる日が訪れますように!
また、人生計画が狂ってしまったと考えすぎずに過ごしてください。
やっっぱり、結婚式を検討したい方はwebでの情報収集やオンラインで相談できる相談カウンターを利用してみてください。(下記の記事を参考にしてください。)
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